バフェットはろう(@buffett_hello)です。
誰しも、自らお金を失おうとする人はいません。なのにお金を失ってしまうのは、失うリスクに目を向けないことが原因です。ところが、失うリスクに目を向けると、今度は逆に投資をすることが怖くなってしまいます。今回は、ウォーレン・バフェット氏の名言から投資のリスクについて共有していきます。
ウォーレン・バフェットの名言
世界的な投資家の1人であるウォーレン・バフェット氏が投資に関してこんな名言を言っています。
- ルール1:お金を失わない
- ルール2:ルール1を忘れない
- ルール3:借金をしない
今は証券会社やFX会社などでも、普通に信用取引(借金)を使って金融商品を購入できるため、ルール3の存在を知られてしまうと、都合の悪い人がいるのかもしれません。バフェット氏がレバレッジ(信用取引)の危険性について言及しているということは、それだけ誤解している人が多く、釘を刺しておきたい想いがあるのだと思います。
多くの日本人は収入が途絶えてから始めている
日本証券業協会調査部の株式投資についてのインターネット調査によると、
株式投資に興味を持ったキッカケ
- 今の収入を増やしたいと思った 38.4%
- 株主優待があるから 35.6%
- 将来の生活に不安を感じた 23.6%
職業別では、
- 無職・年金のみ 24.9%
- 役職なしの会社員 19.5%
- 専業主婦・主夫 18.9%
ここから見えてくるのは、多くの人が収入が途絶えたり、先細りする状態になってから、労働収入の代替え手段として、投資を検討しているということです。労働収入がなくなり、年金も思ったように出ないとなると、もう後がなくなります。だから余計に、少ない元手を何とかして増やそうとして、信用取引などの無理な株式投資に走ってしまうのでしょう。
投資は余剰資金でやるのが鉄則
ご存じの通り、投資にはリスクがあります。つまりお金を失う可能性があるため、基本はお金を失っても大丈夫な状態にしてから、余剰資金で投資をすることが鉄則。投資を行う際には、労働しているか、事業収入があるか、投資にかけたお金を失っても問題ないだけの資産があることが前提条件です。バフェット氏が、わざわざ「ルール2:ルール1(お金を失わない)を忘れない」と念押ししているのも、人々が簡単にお金の増えそうな話に乗ってしまい、結果、お金を失うことが多いからなのでしょう。
正しいリスクの取り方を知っていることが必要
リスクを取らなければ、投資でお金は増えません。投資を行えば、お金は増える可能性も減る可能性もあります。さらに投資で成功を収めたければ、正しいリスクの取り方を知っていることが不可欠です。仮に、これから投資をしようとしている人が、商品のリターンしか目に入っておらず、リスクを理解していないとしたら、「リターンとリスクのどちらがより可能性が高いのか」を比べることもできないでしょう。比較ができない以上、本当の意味でのリスクを取ることなどできません。
最後までご覧いただきありがとうございます。