バフェットはろう(@buffett_hello)です。
投資の世界では「合理的な説明ができない現象」を、「アノマリー」と呼んでいます。
今回は、投資の世界でよく聞く3つのアノマリーについて共有していきます。
投資の世界でよく聞く3つのアノマリー
大統領選挙におけるアノマリー
アメリカでは4年ごとに大統領選挙が行われ、その4年間を分け、さらに、その4年間のNYダウの値動きの平均値を算出すると、年間騰落率は以下の通りとなります。
- 大統領選挙翌年 +9.2%
- 中間選挙年 +3.3%
- 大統領選挙前年 +16.0%
- 大統領選挙年 +5.8%
2020年に大統領選挙が行われ、今年は中間選挙の年。
上記の表からは、「大統領選挙前年」のパフォーマンスが最も高いことがわかります。
これが、アメリカ大統領選挙におけるアノマリー。
月末のアノマリー
米国株に限らず、株式投資の世界では「月末安」もよく聞くアノマリーです。
月末はファンドなどが投資配分のリバランスを行うことにより、株を売るため相場が下落基調になりやすいなどと説明されることが多い。
曜日のアノマリー
金曜日は相場が下落しやすいとか、月曜日は相場が上昇しやすいとかいったもの。
ただし、曜日のアノマリーに関しては、疑問視する声も多い。
統計をとる期間によって結果がかなり変わってくるし、傾向が確認できてもアノマリーと呼べるほど顕著な差がないことが多いからです。
バフェット太郎さんの投資方法で、私も実践している「毎月の最終金曜日に株を買い付ける。」というのは、月末と曜日のアノマリーに沿った投資方法だと思います。
安く買いつけられますからね。
アノマリーだけに頼らずに
アノマリーは、過去のデータの分析から導きだされた現象であり、将来の値動きの方向性を約束するものではありません。
ここで挙げたデータはあくまで傾向であり、傾向どおりになってもすべての株価が上がるわけでもなく、次回のアメリカ大統領選挙前年に株価が下落トレンドに入ることも考えられます。
実際に投資する際は、アノマリーは一つのデータとして頭に入れつつも、今現在の投資環境や今後の経済予測などを分析した上で投資しましょう。
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