バフェットはろう(@buffett_hello)です。
給料がなかなか増えない日本において、人生を豊かにする方法として株式投資があります。今回は、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏がすすめるシンプルな資産形成について共有していきます。
米国株が右肩に増える理由
2013年5月の「バーナンキショック」、2014年のテーパリングを乗り越え、さらに2020年の「コロナショック」ももろともせず、米国の株価は右肩に上がり続きました。米国企業の業績は2020年の前年比減益(▲18.3%)となりましたが、アフターコロナの2021年は約53.4%の増益に転じて過去最高益を更新する見通しです。製造業もサービス業も増収となり、コロナ禍での合理化が利益率向上に貢献すると予想でき、自社株買い効果も追い風にして2022年も過去最高益を更新する見通しです。
バフェットがすすめる米国株投資
米国で「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏(90歳)をご存知ですか。彼は、CEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社での分散投資で莫大な資産を築き上げてきました。そのバフェット氏は、「愛妻に残す遺産の9割をS&P500指数*1のインデックスファンドに投資してほしい。」と助言しています。投資初心者に対してのメッセージとしても有名です。米国を代表する企業群に分散投資することは、世界最大手企業群に分散投資することと同等で、世界経済の成長から恩恵を得るグローバル企業に分散投資することも意味します。
S&P500総収益指数は約30年で約23倍となり、世界株式や日本株式より優勢であったことがわかります。バフェット氏が、奥様を含め、投資初心者にS&P500指数に連動するインデックスファンドを勧める理由は、こうした優れたパフォーマンスや米国株に対する長期的な成長期待があるとされます。
米国株に積立投資すると30年で6.5倍
実際、約30年前の1991年初に3万円を米国株式に投資し、その後も毎月末に3万円を継続的に投資してきた場合、どうのような結果になったでしょうか。S&P500インデックス投信やETF(上場投資信託)に、2021年6月までに366回、投資してきたとすると、累計投資額は1,098万円(=3万円×366回)となっています。この間のドルコスト平均法と複利運用の効果で、投資元本の時価評価額は約7,087万円に膨らんできました。コツコツと3万円ずつ投資した結果、投資元本が約6.5倍に増えてきたことがわかります。投資環境の変化や市場心理の揺れによって、株価や為替が一時的に乱高下したこともありましたが、シンプルな資産形成を長期の時間軸で実践することにより、資産を増やすことが可能だったことを分かります。我が家もこの結果を参考に、これからも米国株に投資し続けます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:S&P500指数:米国の時価総額加重平均を代表する指数で、時価総額が大きい500社で構成されています。現在は、GAFAM(アルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト)が時価総額ウエートの上位5社を占めています。