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資産運用は売却が難しい、出口戦略について考える

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資産運用は売却が難しい、出口戦略について考える

バフェットはろう(@buffett_hello)です。 

資産運用は、始めることよりも終わらせることの方が難しいといわれています。自分の老後に備えてコツコツと投資信託などを買い続けてきたものの、その資産の売却について、タイミングがよく分からないのが現状です。そこで、今回は資産運用の出口戦略について共有していきます。

 

 

 

お金が必要になるまで運用を続ける

「NYダウは連日新高値更新中」などのニュースをきくと、保有する投資信託などを売却して利益確定した方が良いのではと考える人も多いかもしれません。長期的に価値が増えていく資産に時間をかけて増やす投資ならば、相場動向にかかわらず運用を継続しながら、お金が必要になる時期に合わせて売却することで問題はありません。使いきれなかった資産は次世代へそのまま引き継げば良いのです。

 

誰にもベストな売却時期は分からない

株価下落時に最安値で投資することが難しいのと同様に、ベストなタイミングを見極めて売却することは不可能です。「もう少し上昇するだろう」と期待して待っているうちに下落することや、「そろそろピークではないか」と売ってしまうとさらに上昇を続けて後悔することはよくあります。そこで大事になのは、売却タイミングを分散することです。想定外の事態に備えるために一定の流動性資金を確保しながら、お金が必要となる時期に合わせて運用資産を少しずつ売却していくのです。将来のキャッシュフローを把握して、「いつ」「どれくらい」の資金が必要になるのか確認する必要があります。

 

老後の資金計画の作り方

ポイントは「公的年金をどのように受給するのか」方針を明確にしておくことです。想定より長生きして資金が枯渇するリスク(長生きリスク)に備える必要性が高まっているなか、まずは働けるうちは働いて収入を確保することが最善の対策です。そして、老後のために準備してきた資産を活用しながら、公的年金の受給を先送りすることです。公的年金は受取時期を遅らせることで、もらえる年金額が増える仕組みになっています。個人の状況に応じて柔軟に選択できる公的年金の特徴を上手に活かして、ライフプランを整理し資金計画を組み立てていきます。具体的には将来の家計収支を想定して、お金の流れを見える化し、次に保有資産、預金、公的年金などの受け取りの時期を整理します。そして、いつから、年間いくらくらいのペースで、運用資産を取り崩していくか検討します。

 

 

 

出口戦略は各個人で異なる

資産運用の出口戦略は、相場の先行きを予想して売却のタイミングを考えることではありません。ライフプランや資金計画を整理しながら、資産運用の出口戦略を早めに計画して、時間分散をしながら取り組むことが重要です。最適な資産運用の出口戦略は個人によって大きく変わってきます。どのような金融商品やサービスを利用するかだけでなく、働き方などライフスタイル、年金受取方法など多くの要因をパズルのように組み合わせながら複合的な視点で考えることが大切です。

 

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