バフェットはろう(@buffett_hello)です。
20日の米国市場は、5%も下落しました。今回は、急落の背景や今後の展望を共有していきます。
一時5.09%下落、引けに回復
NYダウやS&P500の米国市場は、史上最高値から5%も下落し、2020年10月来の下げとなりました。その後、引けにかけて急回復して1日を終えています。ビットコインも10%下落、その一方、金価格がしっかりとしており、これらはいわゆるリスクオフ*1の展開です。
急落の背景
中国の不動産開発会社、中国恒大集団の資金繰りを巡る懸念により、経営破綻の可能性が高まってきたことを受けて、9月20日にハンセン指数が4%下落したことがきっかけとなりました。 他にも、9月のFOMC*2が本日(9月21日)から予定されており、ここでテーパリング*3の可能性の懸念があります。また、米国はデルタ株の感染者数のレベルが改善しているとは言え、気温が下がれば新規感染者数が増える懸念もあります。 9月の米国株は弱いというアノマリーもあります。 これらが、9月20日にマーケットが下がった要因となりました。
この下落は買いのチャンス
今回の下落は一時的なもので、スピード調整となり、買いのチャンスだと考えています。理由は以下の4つ。
FRBのパウエル議長
9月22日のFOMCで、FRB*4のパウエル議長が、このようなマーケットの下落の最中に、あまりにもネガティブなことを言うのは考えにくいと思います。
潤沢なキャッシュ
市場には史上最高レベルの潤沢なキャッシュがスタンバイしています。
企業による自社株買い
2021年7月末までに6,830億ドルが発表されており、これは2020年の倍以上です。すでに2019年のレベルも超え、先週もマイクロソフトが今の時価総額の3%に相当する600億ドルの自社株買いを発表しています。
米国企業の業績
第3四半期の決算発表が10月半ばから本格化しますが、現時点では前年比28.4%の増益予想。多くの企業が今後の業績について強気の見方を示しました。今回の下落はアノマリー的に弱い9月の出来事であり、長期にわたって下がるということではないと思います。米国株の長期上昇のための一時的なガス抜きです。
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