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米国株の伝統的投資法「ダウの犬」「ダウの子犬」

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米国株の伝統的投資法「ダウの犬」「ダウの子犬」

バフェットはろう(@buffett_hello)です。

今年も残すところ2週間。やり残したことはありませんか。今年、投資であまりうまくいかなかった方のために、今回は、米国株の伝統的投資法について共有していきます。

 

 

 

米国株の伝統的投資法

以前にも共有した米国株式市場の伝統的な投資戦略に「Dogs of the Dow(ダウの犬)」があります。投資戦略といっても、難しいものではありません。

NYダウを構成する30銘柄の中から、年末取引最終日の配当利回りの高い上位10銘柄へ投資資金を均等配分するだけ。単純明快な戦略ですが、人気の高い戦略でもあります。

NYダウの構成銘柄(全30銘柄)は、いわずとしれた優良企業ばかり。業績が多少悪化した場合でも減配リスクは相対的に低い。  

配当利回りを狙った投資戦略としてだけでなく、株価の下落局面でも逆張り*1戦略としても、有効に機能することが多いと考えられています。

戦略は1年ごとにポートフォリオを再編成することを前提としています。つまり、この時期は来年の「ダウの犬」戦略の構成銘柄が決まる時期ともなります。

 

baka-chiebag.info

  

もっとも、いくら伝統的な戦略であっても、株価上昇が期待できない業績にある銘柄は避けたいところでしょう。年末時点で上位10銘柄にランクインの可能性がある12銘柄を次に示します。

 

2021年の「ダウの犬」候補銘柄

【ティッカー】銘柄(配当利回り)

  1. 【IBM】IBM (5.21%)
  2. 【VZ】ベライゾン (4.81%)*
  3. 【CVX】シェブロン (4.72%)
  4. 【WBA】ウォルグリーン (3.85%)*
  5. 【MRK】メルク (3.65%)*
  6. 【AMGN】アムジェン (3.49%)
  7. 【MMM】スリーエム (3.32%)
  8. 【KO】コカ・コーラ (2.86%)*
  9. 【INTC】インテル (2.75%)*
  10. 【JNJ】ジョンソン&ジョンソン (2.45%)
  11. 【CSCO】シスコ・システムズ (2.45%)*
  12. 【JPM】JPモルガン・チェース (2.55%)

なお、候補銘柄の中に株価が高い銘柄が含まれる場合もあります。ほとんどが1株単位で買える米国株とはいえ、10銘柄も買えば投資金額が想定外に膨らむケースもあるでしょう。

 

 

 

高パフォーマンスの「ダウの子犬」

そこでお勧めしたいのは、派生させた戦略である「Small Dogs of the Dow(ダウの子犬)」です。こちらは10銘柄の中から1株が少額な5銘柄に絞る戦略。  

実は、最近では「ダウの犬」よりも「ダウの子犬」の方が長期的に良好なパフォーマンスを発揮しています。特に四半期毎に5銘柄を選定しなおす戦略も有効です。  

上の表中で「*」が付いているのが「ダウの子犬」候補銘柄となりそうです。

年末まであと少し。新しい投資を始める良い機会かと。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

*1:逆張り:株価が適正水準よりも大きく下落したときに買って、上昇したところで売るという相場の大きな流れに逆らって動くような投資スタンス。