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退職金の絶対に避けたい危ない使い方

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退職金の絶対に避けたい危ない使い方

バフェットはろうです。

定年時の退職金は、多くのサラリーマンが一生のうちで手にする一番大きなお金です。それゆえにセカンドライフの強い味方になる一方で、その使い方を間違ってしまうと老後の生活設計を大きく狂わす可能性もあります。充実した老後の生活設計ができるように、退職金の絶対に避けたい危ない使い方を共有していこうと思います。人の退職金なんだから、余計なお節介だと思う人は見ないでください、時間の無駄です。

 

 

 

ハイリスク商品への投資

退職金というまとまった資金で資産運用をスタートしようと考える人も多いでしょう。最近はスマホのアプリで簡単に資産運用を始められるなど、ひと昔前と比べて初心者にとってもハードルは低くなってきています。しかし、資産運用には元本割れのリスクもあるため、大切な退職金の運用を考える際には特に商品選びが重要になります。以下はリスクの高い金融商品を挙げました。

仮想通貨

最近話題のビットコインは、2017年に円換算で200万円を超えましたが、2018年にはビットコインバブル崩壊で低迷、その後乱高下を繰り返していました。2021年に入り一時600万円を超えるまでに上昇しました。ビットコインは、ドルや円などのように国が価値を保証している法定通貨ではなく、インターネット上でやりとりされるいわば電子データです。そのため、上記のようにいきなり価格が高騰したり、暴落したりすることが珍しくないハイリスク・ハイリターン商品だと言えます。

FX(外国為替証拠金取引)

FX(Foreign Exchangeの略)は、外貨預金と同様に外貨に投資する商品です。しかし、外貨預金は自己資金の範囲内で投資するのに対し、FXの場合は自己資金(証拠金)を担保に、その何倍もの金額の取引ができる点が特徴です。そのため、うまくいったときには大きく利益を手にすることができますが、その反面、自己資金(証拠金)以上の損失が出ることもあるリスクの高い商品です。

 

住宅ローン返済

総務省統計局の家計調査年報によると、負債保有世帯の割合は、50~59歳が55.3%、60~69歳が26.9%、70歳以上が11.9%という結果になっています。 このように、60歳を境にして住宅ローンなどの負債残高は減っていく傾向にはありますが、マイホームを購入した時期が遅い場合には、退職後も相応のローンが残っているという世帯もあります。退職金でローンを一括返済すると払うべき利息分を減らせるので、総返済額を少なくするメリットがあります。一方で、退職金に頼り過ぎた返済をしてしまうと、その後の老後資金が枯渇することも。そのため、現役時代から可能な範囲で繰り上げ返済するなどして、定年のタイミングでのローン残高を極力少なくしておきたいものです。

 

現役時代と同じ生活レベル

退職金の使い方で特に注意が必要なのが、生活費のレベルをどう考えるか。ここに無頓着だと、じわじわと退職金を食い潰してしまいかねません。 総務省統計局の家計調査報告によると、世帯主の年代別にみた月平均の消費支出*1は、40歳未満では約28万円、40~49歳では約33万円、定年前の50~59歳が約36万円と最も高く、60歳以上では約30万円です。ちなみに定年後も働くつもりであっても、給料は現役時代より減ることを覚悟しておかなければなりません。また、生活レベルを下げるというのも、頭でわかっていても実際はなかなか難しいものです。そのため、定年が近づいてきたら、60歳以降の生活費を想定した家計の見直しを行い、少しずつ家計をダウンサイジングしていくといいかもしれません。

 

 

 

おわりに

人にはそれぞれライフスタイルがあり、退職金の使い方に正解はありません。ただ、無計画だったりリスクの高い使い方をした結果、セカンドライフの計画が台無しになることは避けたいものです。長年苦労して手にした退職金。無駄にすることがないよう、攻めるよりは守りの姿勢で退職金の使い道をじっくり検討してみてはいかがでしょうか。

  

baka-chiebag.info

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

*1:2人以上の世帯のうち勤労者世帯