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年金を減らさない3つの選択肢

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年金を減らさない3つの選択肢

バフェットはろうです。

20歳から加入が義務付けられる国民年金。たった数年間の未払いが大きな損を生むことになります。今回は、年金未納が引き起こすリスクと年金を減らさないためにすべき3つのことについて共有していきます。

 

 

 

年金保険料を支払わないと

年金の受給額が減る

国民年金は20歳から60歳までの40年間保険料を納付することで、満額を受け取ることができます。2021年度の満額は78万900円。しかし、未払い期間があると、その期間分年金の支給額が減額されます。例えば、20歳〜23歳までの3年間未納だと年金額は約6万円減額されます。しかも、受け取りを開始すると一生涯この減額されたままの金額で支給されます。例えば、65歳から85歳までの20年間で考えれば120万円の差となり、月額5000円程度の減額となります。大したことないと思われるかもしれませんが、引退後に年金だけに頼る生活の人にとっては月5000円の違いは結構な差に感じることでしょう。

障害年金や遺族年金ももらえない

年金保険料を支払わないことでもらえなくなるのは、老齢基礎年金だけではありません。被保険者が亡くなった場合に家族に給付される「遺族年金」、障害によって生活に支障が出てしまう場合に給付される「障害年金」ももらえなくなってしまう可能性があります。遺族年金、障害年金の給付は原則として国民年金保険料の3分の2以上を支払っていることが条件となります。ですから、万が一のときに納付期間が足りないとなると、年金が支給されない恐れがあります。 

 

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減額させないためにすべきことは

被保険者本人が支払う

2021年度の国民年金保険料は月額1万6,610円。年間約20万円の出費となります。決して少ない金額ではありませんが、学生であってもアルバイトをしたり、貯金をしたりしている場合には支払える金額でしょう。支払方法には口座引き落とし、納付書払い、クレジットカード払いがあります。また、最長2年分を前納することも可能で、その場合は割引もあります。

学生納付特例制度を利用する

在学中の支払いが難しいという場合には、学生納付特例制度を利用することができます。この制度は本人の所得が一定以下の学生に限り、申請により在学中の国民年金保険料の納付が猶予されるというものです。注意すべきは免除でなく猶予という点。支払いしなくていいわけでなく、あくまでも後で支払いをする必要があるということです。学校を卒業して10年以内であれば追納することができ、追納すれば、将来、老齢基礎年金を満額受けることが可能となります。ただし、3年目以降は経過期間に応じた加算額が上乗せされますので、支払う場合はお早めに。

親が支払う

本人が支払えない場合には学生納付特例制度を利用するほかに、親が納付するという選択肢もあります。一見甘やかしているようですが、実は支払う親にも節税効果が期待できるというメリットがあります。生計を一にする親族であれば、肩代わりした国民年金保険料は、それを支払った人の所得控除(社会保険料控除)として申告することが可能なため、親が子の保険料を支払えば税金が戻ってきます。

 

 

 

全額支払うことが絶対条件

少しの未納も大きな減額へとつながってしまう国民年金。全額きちんと受け取るためには全額きちんと支払うことが絶対条件です。ただし、学生時代の国民年金保険料については、誰が支払うのか、いつ支払うのかを選ぶことができます。自分に合った方法で手続きをして、必ず納付をしましょう。下手に民間の生命保険などに加入するぐらいなら国民年金の保険料を支払い、遺族年金や障害年金のメリットを享受したほうが賢明かもしれませんね。

  

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