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家を買う夫婦が直面する想定外な末路

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家を買う夫婦が直面する想定外な末路

バフェットはろう(@buffett_hello)です。

一生に一度のマイホーム購入の際に、多くの人は住宅ローンを利用しています。無理のない返済プランを立てて借入をするものですが、必ずしも上手くいくとは限りません。今回は、住宅ローンを組む際の目安などについて共有していきます。

 

 

 

無理のない返済プラン

国土交通省の住宅市場動向調査によると、新築マイホーム購入者の平均値は以下の通りです。

  • 年齢(世帯主) 39.38歳
  • 世帯収入 798万円
  • 購入金額 4,639万円(うちローン3,050万円)
  • 返済負担率 18.2%

返済負担率とは、税込年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のこと。民間の住宅ローンでも融資額を審査する際に、借りる人の年収、その他の債務の有無や債務額などによって、返済負担率が25%から40%程度の間におさまるかどうかを基準にしています。一般的に、無理のない住宅ローン借入額の目安は返済負担率20%から25%程度といわれていますが、同じ年収でも、家族構成やライフスタイルによって返済可能な金額は異なります。このため現在の家賃や生活費等をもとに自分の家庭に合った返済額を考えることが大切です。ちなみに、一馬力の我が家の返済負担率を計算してみたら、16.8%でした。

 

共働きを前提としたローンは危険

例えば、マイホーム価格約4,500万円、仮にフルローンで返済プランを検討してみます。返済方式は元利均等、当初5年間の金利は0.5%、以降は1.0%、30年返済でシミュレーションしていくと、総返済額は50,996,979円です。月々134,635円の返済となります。共働きで返済する場合、一人あたり月々約7万円の返済。二馬力のうちは、返済に余裕があるように見えます。

しかし、生活していく中で、両親の介護やら、転職や失業などの想定外の事態は誰にでも起こり得ることです。大事なことは、それらの起こり得る「想定外を想定する」こと。介護は労力や費用負担の発生、転職や失業による収入減、もちろん変動を選択していれば金利の上昇など、これらによりローン負担が一気に大きくなり、毎月の家計は火の車となることでしょう。

 

 

 

マイホームに潜むリスク

調査の中で、7割の人が、多かれ少なかれ住宅ローンの返済に負担感を抱いています。住宅ローンは、当初描いていた返済プラン通りに完済する人もいれば、返済プランが大幅に崩れてしまう人もいます。先行き不透明な時代。不測の事態も想定した無理のない返済プランを組み立てることが、後悔のないマイホーム購入のポイントだと言えます。多くの人がマイホームを持つことが理想的と思い込んでいて、それほどリスキーなことだとは思っていません。想定していない多くの人がやっていることは、安全ではないという現実。コロナ禍で思い知った人もいれば、まだ気づいていない人もいます。

 

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