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【MO】ニコチン規制強化で株価急落したアルトリア・グループ

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【MO】ニコチン規制強化で株価急落したアルトリア・グループ

バフェットはろう(@buffett_hello)です。 

米国連続増配高配当株、約10銘柄に均等分散投資しており、毎月給料日後に「組み入れ比率最低銘柄」を約5万円分買い増すというルールで運用しています。今月は暴落した【MO】Altria Group, Inc.(アルトリア・グループ)を買った理由を共有していきます。

 

 

 

No.1のタバコメーカー

アルトリア・グループ【MO】は、米国内ではNo.1のタバコメーカーなのですが、日本ではその名前を聞いた事があるという方は少ないと思います。というのも、同社はメインとするブランドがフィリップ・モリスで、紙たばこではマルボロやラーク、電子タバコではアイコスなどを製造しており、基本的には米国内でのみ事業を行っています。2008年に、同社の米国外事業がスピンオフした会社が別に【PM】フィリップ・モリス・インターナショナルという会社として上場しています。ちょっとややこしいですね。【MO】アルトリア・グループが米国内、【PM】フィリップ・モリス・インターナショナルが米国外と単純に覚えておけば良いでしょう。

 

連続増配・高配当銘柄 

株主還元にも力を入れています。実は、アルトリア・グループは51年連続で増配をおこなっています。増配とは、配当金を増額することです。アルトリア・グループは安定した経営をしているので、増配することが可能でした。配当性向が80%と高い企業なので、株主に配当利回り7%という高配当も実現、長期保有したい投資家向けの銘柄でもあります。 

 

現在の株価

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アルトリア・グループ株価 10年

4月21日の終値は、47.58ドルでした。EPS*1は2.40ドル、予想年間配当金は3.44ドル、配当利回り7.23%程度です。

バイデン政権がたばこメーカーに対してニコチン含有量の引き下げを義務つける規制強化を検討しているとウォールストリート・ジャーナルが報じたため、一時45.75ドルと、直近の高値52.55ドルから13%も急落しました。 

 

 

 

むしろ絶好の買い場

今回の規制は、ニコチン含有量をゼロにするのではなく、依存症にならない程度に引き下げると言うものです。しかし、多くの愛煙家は十分なニコチンを摂取するために喫煙本数を増やすだけなので、禁煙のサポートにならない可能性があります。喫煙本数が増えれば、当然、利益も増えますから、今回の急落は絶好の買い場かもしれません。 

 

baka-chiebag.info

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

*1:EPS:1株あたりの当期純利益。いわゆる1株の資金でどれぐらい稼いでいるかの目安。