バフェットはろう(@buffett_hello)です。
米国連続増配高配当株、約10銘柄に均等分散投資しており、毎月給料日後に「組み入れ比率最低銘柄」を約5万円分買い増すというルールで運用しています。今月はさらに、【XOM】Exxon Mobil Corporation(エクソン・モービル)を買い増した理由を共有していきます。
売上と利益
年間で25兆円もの売り上げを叩き出す巨大企業ですが、最近の業績推移を見ると、エクソン・モービルでも苦しい状況です。新型コロナ拡大による外出制限や渡航制限により、ガソリンやジェット燃料などの石油需要の激減。新型コロナ拡大の影響が色濃く出た2020年1~3月期の業績は、最終損益が6億1000万ドル(約650億円)の赤字。四半期ベースの赤字は32年ぶり。
サウジアラビアの増産もあって原油価格は下げ止まりました。石油会社は原油価格が高ければ高いほど利益が出る仕組みなので、エクソン・モービルの事業は原油価格変動の影響を受けやすいと言えます。
配当実績
エクソン・モービルの配当実績は、過去20年間、綺麗な右肩上がりです。しかも、37年連続で増配となっていて、1948年以降から一度も減配したことがありません。配当利回りは約6%で5年平均増配率も4%を超えています。新型コロナ拡大で業績が悪化した2020年も0.04ドルの増配。この安定配当や増配実績こそが石油銘柄の魅力となっていましたが、戦後増配を続けてきた英国石油メジャーのロイヤルダッチシェルは既に減配を発表。ただ原油価格の下落による業績悪化で、エクソン・モービルの配当が今後どうなるかが注目です。
今後の株価予想
今のところ、S&P500と比較して株価の回復も遅いです。ワクチンの普及による新型コロナ収束が見込まれており、経済活動の正常化からエクソン・モービルの株価は短期的に上昇は期待できると思います。逆に、原油の需要減少、サウジアラビアによる原油価格戦争、世界的なESG投資の高まりなどで、長期的には株価が上昇しやすい環境ではありません。37年連続増配で、高配当銘柄ですが、今後は減配リスクの可能性もありますが、今月買い増しました。
誰でも簡単に米国株投資が始められます。興味のある方は、ぜひお買い求めください。
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