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米国の雇用統計、世界の投資家が注目している

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米国の雇用統計、世界の投資家が注目している

バフェットはろう(@buffett_hello)です。

今では世界中のニュースをほぼリアルタイムで読むことができますが、金融や経済のニュースは難しい言葉も多く、「結局このニュースを資産運用にどう活かせば良いのか分からない」という人も多いと思います。今回は、多くの市場関係者が注目している米国の「雇用統計」という指標について共有していきます。

 

 

 

米国の雇用統計とは

米国の雇用情勢を調べた経済指標のことで、基本的には毎月第1金曜日に、米国労働省から発表されます。様々な指標が発表されますが、特に注目されているのは、失業率非農業部門雇用者数(NFP: Non-farm Payroll)、平均時給などです。その中で、失業率には全部で6種類あって、それぞれ対象とする範囲が違います。初心者は、まずは雇用統計ニュースの大きく書かれている失業率をチェックすれば良いでしょう。

 

経済環境に連動する

日本も雇用に関する統計を発表していますが、米国ほど注目されていません。なぜなら、世界経済の中心地は米国だから。それと、米国は、雇用の流動性が高く、日本に比べて比較的解雇が容易です。一般的に、不景気になると、経営者は一定数の従業員を解雇して事業を縮小します。そのため、米国の雇用統計は、経済環境に強く連動します。したがって、雇用統計は重要視されているのです。

コロナがまだそこまで騒がれていなかった2020年2月の失業率は3.5%でした。極めて雇用環境は良く、米国経済は順調でした。しかし、コロナに対するロックダウンが行われた2020年4月は14.7%まで跳ね上がりました。

 

 

 

雇用統計ニュースをチェック

その後、失業率はやや回復して2021年7月は5.4%でしたが、コロナ前の水準には達していません。コロナ前の3.5%まで戻るのは難しいと思いますが、今後も雇用が順調に拡大していくことが予想されます。もちろん、雇用統計が全てではありませんが、雇用が拡大するということは、消費者の懐が暖かくなり、消費が活発になりやすいということです。米国のGDPの約7割は個人消費です。ここからも雇用統計がいかに重要な指標であるか分かります。

雇用統計は基本的に、毎月第1金曜日に発表されます。今月は10月8日の午後9時半頃に発表されました。翌日の土曜日に新聞やニュースサイトを見れば、何かしらの記事が見つかるはずです。毎月欠かさずチェックするようにしましょう。

我が家も、米国株に長期投資していますから、米国の雇用統計を毎月欠かさずチェックしています。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。