バフェットはろう(@buffett_hello)です。
うまい投資話に乗り、失敗する人が後を絶たないのでしょうか。今回は、元本保証やハイリターンを信じる人に欠けた思考法について共有していきます。
金融リテラシーとは何か
「金融リテラシー」とは、投資知識だけでなく、家計管理や生活設計など身の回りのお金に関する知識や情報を正しく理解し、主体的に判断することができる能力のこと。欧米諸国に比べて、多くの日本人は、この金融リテラシーが欠如しています。
ニュースでもよく目にする金融詐欺。「元本保証」と「毎月8~10%配当」を約束して株式投資を名目に出資を募っていたり、「絶対に儲かる未公開株への投資」や、「元本保証を約束した不動産投資」、「最短で馬主になる」など内容は多様です。投資対象は違えど、非常に高い利回りを約束し、「元本保証」や「絶対に儲かる」というセールストークが共通して見られます。そんなおいしい話がこの世にあるはずがない。にもかかわらず、ありえないセールストークに踊らされてしまう人が後を絶たない、これは日本人の金融リテラシーの欠如が原因です。
シンプルに考える
少しでも高い利回りで資産を増やしたいという投資家が世界中にいるのだから、仮においしい話があったとしても、すぐに世界中から投資家が殺到しているはず。
例えば、海沿いのA村では魚がいっぱい獲れるので魚は1尾100円で売られていて、隣のB市では魚が1尾500円で売られているとします。賢い人はA村で魚を買って、B村で売れば苦労することなく400円の利益を得ることができます。しかし、多くの人がその行為をすると、次第にA村で魚の量が減り徐々に値段が上がっていき、B村では魚の量が増えていくことで値段が下がっていき、そして、どこかのタイミングで両方の村における魚の値段は等しくなります。このように、市場が効率的であればそのような機会はすぐになくなってしまいます。
そう考えれば、ノーリスクでハイリターンを得るというのはほとんどが詐欺で、投資する以上「元本保証」はあり得ないし、米国株の配当金だって3~4%程度と知っていれば「毎月8~10%配当」なんて相当ハイリターンであることはすぐに分かります。
資産運用にも活きる考え方
当然、これらの知識は資産運用にも活かすことができます。資産運用をする場合、ほとんどが老後資産の形成など投資に失敗して投資資金の大半をなくすようなリスクの高い投資はできません。しかし、リスクを取らなければリターンを得ることはできません。そこで、期待されるリスクとリターンがそれぞれ違う資産をうまく組み合わせながら、自らの資産運用の目的に適したポートフォリオを組んでいく必要です。
このように、金融リテラシーを身につけることは資産運用にも、詐欺から身を守ることにも重要であり、運用の世界では基本であるリスクとリターンの関係を知っておくだけでお金に関する苦労は大きく減らせるということです。このブログでも、ためになる情報を共有していますので、ぜひ参考にしてください。
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