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株高の恩恵は日本人ではなく外国人が受けている真実

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株高の恩恵は日本人ではなく外国人が受けている真実

バフェットはろうです。

なぜコロナ禍で不況になっているにもかかわらず日経平均は急騰しているのか。そこには日本人の金融リテラシーが関わっているということを、今回、共有していこうと思います。

 

 

 

株高は通貨価値の下落が原因

2021年2月に、日経平均株価は3万円の大台を30年ぶりに突破しました。景気悪化や緊急事態宣言の延長など暗い話題が多いなか、株式市場だけが活性化しているのはなぜなのでしょうか。株価の上昇にはさまざまな要素が関係しますが、要因の一つは「通貨価値の下落」がありえそうです。

コロナ禍の経済政策で、政府と中央銀行が盛んに資金供給、いわゆるバラまきを行なった結果、通貨の供給量は過去最高水準となりました。そうすると、一般的にモノ(お金)は量が増えすぎると、その価値は低下します。つまり「お金の価値が下がっている」ということです。株のインフレみたいなことが起こっているのではないでしょうか。今まで10万円で買えていた株が20万円出さないと買えなくなってしまったということでは。それと当然、日本円の価値が下がれば、海外投資家は外貨を多く日本円に両替でき、それで日本株を買い漁っているから、日経平均株価が上がっているともいわれています。

 

株高の恩恵を受けているのは外国人だけ

日本市場でも海外投資家の動向が大きな影響を与えるといわれています。なぜなら、海外投資家は国内投資家に比べて売買を頻繁に繰り返す傾向があり、日本株の売買シェアの実に7割を占めているからです。2020年後半、日本株を買い続けてきたのは海外投資家と日本銀行です。一方、この状況をバブルと捉えた日本の個人投資家は、残念なことに持っている株を売り続けています。これにより、実質的に価値が変わっていない株を手放し、お金という価値の下がっているモノを持ってしまっているということになります。

 

 

 

自分たちの行動で格差を広げる

日本人は、大切な資産である株式を喜んで投げ出しています。自分の体で労働を提供して、おいしいところだけ外国人に持っていかれています。つまり、日本人は労働対価をもらうだけの労働者に過ぎず、株高の恩恵に預かれるのは株を買っている外国人だけということです。そもそも日本人は、株式を「資産」ではなくギャンブルと考える傾向が強いと思います。そのため、家計の金融資産はいまだ現金や預貯金が半分以上を占めています。格差は、政府ではなく自分たちの行動で広げてしまっています。お金をただ抱えているだけでは増えないどころか、むしろ価値が減っています。知らず知らずのうちに、日本人はどんどん貧乏になっていくでしょう。早く気づいて行動したほうが良いかと。いつになったら、日本の学校でもお金の教育が始まるのでしょうか。まったく見通しが立たないうちは、自分たちで勉強していくしか道はありませんね。

 

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