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株価を判断する代表的な指標、PERとPBR

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株価を判断する代表的な指標、PERとPBR

バフェットはろうです。

今回は、株価を判断する際に代表的な指標、「PER」と「PBR」について共有していこうと思います。

 

 

 

株価を判断する代表的な指標

企業価値をある程度把握できたとしても、すぐに投資できるわけではありません。仮に、価値が高い企業が見つかったとしても、その企業の株価がすでに大きく上昇していれば、投資対象としては魅力に乏しいからです。企業価値に対して、株価が「割安」なのか、「割高」なのかを判断することが必要になります。その際に役に立つのが「PER(株価収益率)」と「PBR(株価純資産倍率)」です。

PER(株価収益率)

株価が「1株当たり純利益(EPS)」の何倍まで買われているかを表しています。

PER = 株価 ÷ EPS

指標の見方として、PERが低いと「割安」、高いと「割高」ということです。

PBR(株価純資産倍率)

企業が保有する資産を「1株当たりの純資産(BPS)」として算出し、株価をどのくらい上回っているのかを表しています。

PBR = 株価 ÷ BPS

指標の味方として、PBRが低いと「割安」、高いと「割高」ということです。

PERは企業の「利益」、PBRは企業の「資産」をそれぞれ基準として、株価に対して企業価値が割安かどうかを判断する指標なんです。PERやPBRの数値には絶対的な基準はなく、過去の平均値や現在までの推移、同業他社との比較などによる、相対的な指標として活用します。

 

バリュー株とグロース株の違い

バリュー株

株式市場でよくいわれるバリュー株とは、PERやPBRが低く、株価が割安に放置されている銘柄のことで、「割安株」とも呼ばれています。例えば、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)やエクソンモービル(XOM)、アルトリア・グループ(MO)やマクドナルド(MCD)などが代表的なバリュー株です。

グロース株

一方、グロース株は、PERやPBRが高く、将来的に高い成長性が予想される銘柄を指します。例えば、アマゾン・ドット・コム(AMZN)やアルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)やアップル(AAPL)などが挙げられます。

 

 

 

企業ファンダメンタルズ指標の調べ方

ファンダメンタルズとは、企業などの経営状態を表す指標のことで、売上高や利益といった業績や資産、負債などの財務状況が挙げられます。企業のサイトでは、貸借対照表や損益計算書などを閲覧することができ、その中に記載されているデータを使えば、PERやPBRはすぐに計算できます。しかし、米国企業であっても、日本株と同じように銘柄を検索することで、主な財務データが瞬時に出てきます。Yahoo!などで簡単に検索できますので、気になる銘柄の財務データを確認してみてください。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。