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【MMM】3Mは長期保有に適した高配当バリュー株

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【MMM】3Mは長期保有に適した高配当バリュー株

バフェットはろう(@buffett_hello)です。 

米国連続増配高配当株、約10銘柄に均等分散投資しており、毎月給料日後に「組み入れ比率最低銘柄」を約5万円分買い増すというルールで運用しています。今月は【MMM】3M Company(スリーエム)を買った理由を共有していきます。

 

 

 

配当金データ

年4回(3, 6, 9, 12月)の配当金があり、着実に配当金額を積み上げていて、1959年以降は62年間増配を続けています。予想年間配当金は5.92ドル、配当利回り2.93%程度です。配当性向が68%と高く、株価は少し低迷していることもあってかなり高配当となっています。長期保有したい投資家向けの銘柄です。 

 

銘柄分析

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【】3M 株価

株価は5月25日の終値、201.71ドルでした。EPS*1は9.77ドル。株価は2018年頃からS&P500をアンダーパフォームしています。しかし、売上高や営業利益は非常に安定しており、資本財セクター銘柄でありながらコロナショックでもまったくと言っていいほど株価に影響が出ませんでした。

 

企業概要

3Mは世界有数のコングロマリット*2で、化学・電気素材からヘルスケア、コンシューマーまで幅広い製品を展開しています。産業・交通部門の主要製品はビニール、ポリエステル、フィルム製品など。ヘルスケア部門の主要製品は医療用テープ、創縫合製品など。オフィス・家庭向け製品は「Scotch」粘着テープ、「Post-it」粘着ふせん、ディスプレイ用資材など、55,000種類もの製品群を保有しています。様々なニッチ市場の成功製品を生み出し、競争力の源泉としており、台頭に競合する相手がいないのは事実です。幅広い事業を展開しているため、市場の変化に適応できることが強みです。

 

 

 

今後の展望

3Mは、資本財セクターで最も興味深いバリュー銘柄*3の1つです。また、配当利回りも3%程度と高いため、安定した配当収入をもたらし、株価の乱高下からストレスを受けずに保有し続けられます。長期の配当投資家にとって非常に魅力的です。

参考にした書籍はこちら

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

*1:EPS:1株あたりの当期純利益。いわゆる1株の資金でどれぐらい稼いでいるかの目安。

*2:コングロマリット conglomerate:異業種の会社まで合併などで吸収し、多種類の事業を営む大企業。複合企業。

*3:バリュー銘柄:本来の価値から見て割安な銘柄。