バカでも分かるお金の知恵袋

〜日常生活でのお金に関する知恵を公開中〜

タンス貯金50兆円を動かせるか

f:id:buffett_hello:20210320005508j:plain

タンス貯金50兆円を動かせるか

バフェットはろうです。

今回は、ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークス株式会社の藤野氏が述べていた、金融リテラシーの低い日本人は本当にタンス貯金しているのか、そしてそれの何が問題なのかを共有していきます。 

 

 

 

タンス貯金はいくらあるのか

日本人は本当にタンス貯金をしているのか。日本人の個人金融資産は約1,800兆円、そのうち現金・預金は約1,000兆円、さらに現金・預金のうちタンス貯金は推定約50兆円だそうです。コロナ禍で、ますますタンス貯金は増えています。しかも、本当にタンスの中に入れています。あとは壺の中とか。その壺に油を入れて土に埋めています。ジャックの豆の木じゃあるまいし、土に埋めてもお金の木なんか生えてきません。

アメリカやヨーロッパなどの他の先進国と比べても、日本人は金融資産を持っています。しかし、先に述べたように日本人の個人金融資産約1,800兆円のうち、約1,000兆円が現金・預金で54.2%にもなります。一方、アメリカ人は約50%以上も株式等に投資しています。

日本人の金融資産比率

  • 現金・預金 54.2%
  • 株式等 14.4%
  • 保険・年金等 31.3%

アメリカ人の金融資産比率

  • 現金・預金 13.7%
  • 株式等 50.8%
  • 保険・年金等 35.6%

投資にまわすということはどういうことか。投資したお金が工場建設や新しい研究開発などに使われ、それにより社会がどんどん進歩していきます。日本人は現金で溜め込んでいるだけなので社会は動きません。現金・預金が消費にも投資にもまわらないということであれば、結果的に、日本人はお金を抱いて貧乏になっていくことになるわけです。

  

baka-chiebag.info

 

教育の失敗

教育とは、未来を自分たちで創るということ。明るい未来が前にあると思えば行動が変わると藤野氏は言っています。しかし、日本では小学生から大学生まで学年が上がれば上がるほど、未来に対する悲観度が増していっています。教育すればするほど未来に対して暗くなるということは、今受けている教育は失敗だということです。投資とは、未来に賭けること。未来が明るくなると思っていれば、多くの人がお金を投資して世の中にまわります。未来が暗くなると思ったら投資もできません。結果お金がまわらないから、人生も暗くなるという負のスパイラルに陥っています。

アメリカやヨーロッパ、中国もどんどん成長しています。アメリカの個人金融資産は、1995年から3.32倍になっており、ヨーロッパでは2.46倍にもなっています。日本では1.54倍、貯金した分しか増えていません。なぜなら、お金が働いていないから。

2010年に日本のGDPを中国が抜きました。それから10年経ち、中国と日本の差はどれくらいになったでしょうか。約3倍になっています。

  • 日本 5兆7,000億ドル ▶︎ 4兆9,105億ドル
  • 中国 6兆0,330億ドル ▶︎ 15兆2,221億ドル

この差は何か。未来に対する「確信の差」「挑戦の差」ではないでしょうか。別に資産の全部を投資にまわすことはありません。しかし、全員がお金を溜め込んでしまったら、世の中にお金がまわらず、新たな挑戦者は出てきません。個人の現金の10%でも使えば100兆円です。100兆円を投資したら何だってできます。たった10%、皆さんのお金を10%、未来に向けるだけで、日本は激変しますと藤野氏は述べていました。

  

baka-chiebag.info

  

どれ位の金額から投資を始めれば良いか

投資は始めることが大事です。若い人ほど時間がたくさんあるので、早く始めれば始めるほど資産は大きくなる可能性があります。では、どれ位の金額から投資を始めれば良いか。10万円?100万円?それは「ドキドキしない程度」から始めてみる。投資することで、自分が不安になったり人生が振り回されてしまったら元も子もありません。まずは、少ない金額でもいいから一歩を踏み出すことが大事だと。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。