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社会人にとって重要な社会保険料とは

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社会人にとって重要な社会保険料とは

バフェットはろう(@buffett_hello)です。 

4月は新社会人の入社の季節です。社会人になると給与から社会保険料、雇用保険料、所得税などが控除され、残りが差引支給額として、指定した金融機関に入金され、自由に使えるお金として入ってきます。今回は、給与から控除される社会保険料について共有していこうと思います。

 

 

 

社会人にとって重要な社会保険

会社から給与(報酬)を受け取っている人は、原則、「社会保険」に加入することになります。社会保険とは、健康保険、介護保険、厚生年金保険のことをさします。医療保険であれば、ケガや病気の際、現物給付や高額療養費、傷病手当金や出産手当金の支給を受けることができます。また、年金であれば、老後に受け取る年金額を増やすことができます。さらに万が一の保障として障害や遺族年金の支給を受けることができます。

 

標準報酬月額とは

入社すると会社が従業員の給与(報酬)をもとに、健康保険(介護保険を含む)、厚生年金保険の加入の手続きをします。給与(報酬)を基準に保険料のもととなる標準報酬月額を決定します。報酬月額は、4月〜6月の報酬(基本給+諸手当)の平均額で算出します。諸手当は、扶養手当、住居手当、通勤手当などの固定給から、時間外勤務や休日手当などの非固定給が含まれます。

 

保険料はいくら

全国健康保険協会(協会けんぽ)管掌を例にすると、健康保険(介護保険を含む)の標準報酬月額とは、従業員(被保険者)が受け取る給与(報酬)の額を、標準報酬月額等級表に当てはめて金額を算出します。決定した保険料は会社との折半となります。

例えば、初任給21万5000円の23歳Aさんの標準報酬月額は22万円です。一般的な標準報酬月額等級表を参考にすると、健康保険料は18等級で1万824円(自己負担額)となります。

厚生年金保険については、保険料率は一律18.3%であるため、標準報酬月額22万円のAさんの厚生年金保険料は2万130円(自己負担額)となります。

 

標準賞与額とは 

毎月の給料(報酬)だけでなく、賞与についても社会保険料が控除されます。賞与について、受け取った金額に1,000円未満の端数が生じたときは、端数を切り捨てた額が標準賞与額となります。標準賞与額は、標準賞与額に各保険料率を乗じて計算した額を社会保険料(健康保険、介護保険、厚生年金保険)として、賞与額から控除します。例えば、賞与が30万500円のAさんであれば、計算式は次のとおりです。

  • 健康保険料:30万円×9.84% = 2万9,520円
  • 厚生年金保険料:30万円×18.3% = 5万4,900円

賞与も会社と折半となるため、

  • 自己負担額は8万4,420円 ÷ 2 = 4万2,210円となります。

 

 

 

まとめ 

給与が21万5,000円の場合、3万954円が控除されます。その他に雇用保険料、所得税が控除されるため、給与から約2割控除された金額が手取りとして入ってきます。自由に使えるお金としては減りますが、万が一の保障と、老後に備えるために必要な保険です。社会保険料がどのように決まって、保険料をいくら負担しているのか理解することは、ライフプランを立てる上で大切な情報となるので、正しく理解しておくことが重要だと考えています。

  

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