バフェットはろう(@buffett_hello)です。
昨年発売されて瞬く間にベストセラーになったビル・パーキンス著の「DIE WITH ZERO」。一読したら人生観がガラリと変わる、これまでにないお金の教科書。今回は、その中の人生が豊かになりすぎる究極のルールについて共有していきます。
「ゼロで死ぬ」は効率の極み
せっかく貴重な時間と労力を費やして稼いだ金を、生きているうちにできる限り使い切れということ。安全に、かつ不要な金を残さないためには、人が生きられる最長の年齢を想定すれば、1年当たりの消費額を決定できます。多くの人はそれすら計算していません。なんとなく必要以上の金を貯め込んでいるか、必要なだけ貯めていないかのどちらかです。
老後のための貯蓄は使わずに終わる
「ゼロで死ぬ」ことについて聞いた人は皆、そんなのは怖くてできないと反応する人が多いそうです。アメリカ従業員給付研究所の調査では、資産が多い人々(退職前に50万ドル以上)は、20年後または亡くなるまでにその金額の11.8%しか使っておらず、88%以上を残して亡くなっているそうです。また、資産額の少ない人々(退職前に20万ドル未満)は、老後に資産を使う割合が高くなります。しかし、このグループでも、退職後の18年間で資産の4分の1しか減っていないそうです。
つまり、現役時代に「老後のために貯蓄する」と言っていた人々も、いざ退職したらその金を十分に使っていないのが現実。「ゼロで死ぬ」どころか、そもそも生きているうちにできるだけ金を使おうとすらしていないように見えます。
エイリアンの襲来に備えるバカはいない
誰しもが、老後の予期せぬ費用、特に医療費のために貯金を維持しておきたいと思っています。加えて、実際にどれだけ費用がかかるのかも予測しがたい。ですから、どれくらいの備えが必要かは、やはり不確かです。かといって、貯めすぎている人が多すぎるのが現状みたい。例えていうなら、エイリアンが地球にやってきて、私たちの生活に大混乱をもたらす可能性はゼロではありませんが、そのためにシェルターを建てようと思いますか。それなら、エイリアンは来ないと信じ、大切なお金は自分の人生を豊かにするために使ったほうが良いに決まっています。人生の最後の数日や数か月を生き延びるのに必要な医療費を貯めるために、人生の貴重な数年間を犠牲にしてまで働きたいと思うでしょうか。
具体的なお金を使うことについては、次の機会に共有します。
参考書籍
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