バフェットはろう(@buffett_hello)です。
このコロナ禍で確実に日本人の個人資産は増えています。
が、一向に投資マインドが増えなければ、いずれ国は滅びます。
今回は、このままだと日本人は確実に貧乏になってしまうプロセスについて共有していきます。
30年で倍増した個人マネー
日銀の統計によると、日本の個人金融資産が1,946兆円と過去最高を記録しました。
1990年度に1,000兆円だった個人金融資産が、30年間でほぼ2倍になりました。
これを喜んでいる人はかなりやばい。
米国の個人金融資産は、30年間で数倍にもなっており、現在の個人金融資産は2016年と比べると日本は1.12倍、米国は1.41倍。5年でこれだけ違うのだから30年間では大きな差が出るのは小学生でも分かる計算です。
増えたのは預貯金だけ
日経新聞の記事によると、増えた金融資産は株式投資ではなく、預貯金です。
金融教育をみじんも受けていない貯金崇拝の国民だからしょうがないです。
投資とは、決して泡銭を受け取ることではなく、新しいビジネスや産業にお金を託し、その成長の過程での利益を受け取ること。
かつての日本にも新しい産業が起こり、国として発展してきました。
銀行になんかお花園を預けても絶対増えません。
そのため日本政府が「貯蓄から投資へ」と掛け声をかけ、iDeCoやらNISAなどの節税優遇のある制度を提案しています。
このまま株式投資が増えず、産業の新陳代謝が進まなければ、日本人は「全員が平等に貧乏」となってしまいます。
円貯金が倍増を喜べない理由
この日本はいつでも「財政破綻」する可能性はあると思います。
ピンと来ない人のために説明すると、ある日突然、円安ドル高(円の価値が下がる)が一気に加速。
「日本円が紙くずになる」「預金封鎖も近々ある」という噂が飛び交い、現金を引き出そうと銀行には長蛇の列。
貴金属店は、金塊や宝石を買い集める人でごった返す。
輸入品などの値段は爆上がり。
ガソリンは連日1リットル10円以上値上がりし、野菜や肉、魚も2倍以上の値段に。
スーパーには「クレジットカードや電子マネーでの支払いはお断り」との張り紙。
人々は現金をかき集め、日用品の買い占めに走る。
原料を輸入に頼るメーカーは経営難となり、工場の操業停止と従業員の解雇が相次ぐ。
銀行は国債暴落で巨額の損失を抱える。
いずれこんな「破綻のシナリオ」が現実になるかもしれません。
金持ちは海外へ逃げていく
一部の投資マインドを持っている金持ちや、賢い人々は、海外に資産を逃すか、海外に拠点を移す流れが加速します。
そうなると、日本に残るのは、投資マインドとは無縁の、平等に貧乏となった日本人しか残りません。
しかも、東南アジアなどのかつて新興国と呼ばれていた国々よりも貧乏になっていることにすら気づいていないと思います。
皆さんも頑張ってください、我が家も巻き込まれないようにベストを尽くします。
最後までご覧いただきありがとうございます。