バフェットはろう(@buffett_hello)です。
人は欲しいものがなくても「お金が欲しい」と思うのはなぜでしょうか。今回は、その理由について共有していこうと思います。
人がお金を欲しがる3つの理由
選択の自由を得たいから
もしお金があれば、人はよりよいもの、高級なものを選択することができます。例えば、旅先で素敵なホテルに泊まりたい、飛行機でビジネスクラスに乗りたい、高級レストランでより良いサービスを受けたい、など。これは誰しもが思うことで、特別なことではないでしょう。このなかには「他者と比較して優位に立ちたい」という願望も含まれています。世の中、上には上があるもので、飛行機のサービスレベルが仮にすべてビジネスクラスだったとしても、そこで満足する人もいれば、「より良いサービスを味わいたい」と、ファーストクラスを求める人もいるのです。こうした気持ちが出てくるのは、それ以下のレベルの比較対象があるからに他なりません。
時間の自由を得たいから
もしお金があれば、人は時間に縛られることがなくなります。仮に毎月の給料と同じ額のお金が、今後自動的に入ってくる仕組みが成り立ったとしたら、みなさんは今の仕事を続けますか。「好きだから続ける」という人も、「即刻退職したい」という人もいるでしょう。タイムイズマネーと言いますが、お金があっても時間はさかのぼって買うことはできません。しかし、生活できるだけの潤沢なお金があるのに「生計維持のための仕事=やりたくないこと・苦痛なこと」をやる人は少ないでしょう。お金があれば、強要・強制から解放され、自由な時間を得ることができます。自由な時間に何かをしたい、というわけでなくても、望んでいないことに時間を費やすことは避けたい、という願望はあるはずです。
確固たる目的を達成したいから
新しい発明や発見のために研究費がどうしても数千万円必要だとか、自分でロケットを作って宇宙へ行きたいから数億円が必要だとかいう具合に、目的を明確に持ち、達成したいと考えている人は、非常にまれです。 本来の意味でお金が欲しいというのは、すべてこういった目的があっての気持ちのはずですが、多くの人が、漠然と「お金が欲しい」「お金さえあれば、おおよその問題や心配は解決する」と思っているものではないでしょうか。
お金が欲しい本当の理由はただ一つ
お金はあくまでも「価値と価値の交換の為の道具」であり、「お金が欲しい」は「〇〇を買いたいからお金が欲しい」の意味を簡略化した表現。突然、確固たる目的もなく大金が手に入ったら、「選択の自由」や「時間の自由」を得ることはできても、「満足感」や「幸福感」が得られるかどうかは分かりません。お金は目的を達成するための「手段」ですから、明確な目標や生きがいがなければ、お金はただの紙。確固たる目的を達成するために、お金が必要になります。ただ漠然と「お金が欲しい」と感じる心は、まさに貧乏マインド。皆さんが実現したい「確固たる目的」は、なんですか。 自分なりの答えを探してみてください。
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