バフェットはろうです。
子供たちが安心で自由な人生を送るためにどうすれば良いのか。最大の成果を得るための最小の努力とは何かを共有していこうと思います。
80:20の法則
1986年にイタリアの経済学者であるヴィルフレド・パレートが提唱した法則で、経済活動において全体の数値の大部分(8割)は、全体を構成するうちの一部(2割)の要素が生み出しているというものです。これはビジネスの分野で、売り上げの80%を生み出しているのは、20%の顧客だという考えがもとになっています。会社の中では、売り上げの8割は、全従業員のうちの2割の人で生み出しているとか、教科書に書かれていることの2割を覚えれば、テストで8割以上取れるとか、物事の本質の8割は、2割を見ればわかるなど、さまざまなシーンでこの考え方が活用されています。
最大の成果を得るために
この法則が、教育にも応用できます。つまり、教育に必要な全体の要素のうち、2割を「お金の教育」に費やすことができれば、それが教育の全成果の8割を達成できるのではないでしょうか。ちなみに全成果とは、子供たちがリッチマインドになることです。
多くの親が、さまざまな知育教材を買ったり、いろいろな考えに基づいた幼児教育を取り入れようとしたり、あるいは学校選びに奔走し、受験では膨大な時間とお金を注ぎ込みます。しかし、どれだけ努力しても、ほとんどの子供たちが、毎月の生活費を稼ぐことで精いっぱいのEとなるか、多くの責任とリスクを抱えながら、休みなく働き続けるSになる未来が待っています。そんな多大な労力を払わずとも、もっと確実に、子供たちに安心と自由のある人生を送るための教育を施す方法があります。それは、今かけている教育費の20%、あるいは使っている時間の20%を「お金の教育」に使ってみる、それだけで全成果の80%が達成でき、リッチマインドになるのではないでしょうか。
最小の努力とは何か
人によって、持っている資産も、払うべき税金も、収入や支出の額も違います。それらを考慮せずに、単に儲かりそうだと考えて、金融商品や不動産に投資をしてもうまくいくはずはありません。お金を俯瞰(ふかん)してみる、つまり、木だけ見るのではなく高い位置から森を見るようにするということです。それには、お金を作り出す「マインド」を整えること、「お金の仕組み」を理解すること、「お金の歴史」を知ることの3つのポイントを持ち合わせることが必要です。これらについては次回共有していこうと思います。
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