バフェットはろうです。
投資ではリスクをいかに抑え、利益を出すかが永遠の課題です。そこで今回は、世界の富裕層が実践している5つの「投資のルール」を共有していきます。
富裕層の5つの「投資のルール」
情報をできるだけ集まる
投資の世界では、「情報は武器」です。武器が多いほど選択肢が増え、判断が正確になります。金融市場は、言ってみれば戦場。基本的に誰かが1円稼いだときには、ほかの誰かが1円を失っているからです。これを「ゼロサムゲーム」といいます。
人の意見だけで決断をしない
新聞やネットニュースだけでなく、SNSやブログなどでも情報はあふれ返っています。しかし、膨大な数の意見を見聞きしたとしても、最終的には自分の「心」で決断しなければなりません。得られる情報が家族でも友人でも会社の上司でも誰であっても、その人の意見だけに頼らないことが重要です。
分散投資をする
投資する国や投資商品を多様化させる、つまり「分散投資」が大切。「卵は一つのカゴに盛るな」という相場の格言があり、一つのカゴに卵を入れていると、カゴを落としたらすべての卵が割れてしまいます。ですから、地域や投資商品が多様化したポートフォリオ*1をつくることが重要です。個別株を選ぶのは初心者には難しい面もあるので、ETF(上場投資信託)で投資先を多様化するのがおすすめです。
買う理由、売る理由を記録する
投資をするときは記録を取る。例えば、新たに株式を購入したら、購入した理由を書きます。それと同時に、前もって売る理由も書いておきます。「こうなったら売る」というルールを記しておきます。あるいは「こうなったら、自分の判断が間違っていたので売る」と損切りのルールも書いておきます。これがないと、自分が間違えても「自分は正しい」と都合よく解釈してしまいます。結果、失敗から学ぶことができないので何度も同じ間違いをしてしまいますし、感情のコントロールもできなくなります。
一度に大きく売買しない
新しく買ったり売ったりするときは、一度に売買しないほうが良いかと。感情に動かされるのではなく、複数回に分けて投資しましょう。例えば、買いたい株が下がっているとき、ついつい「いまがチャンス」とばかりに一気にかけようとしてしまうもの。しかし、一度に買うことはお勧めできません。10万円分買おうと思っているなら、まずは3万円だけ買う。その後下がったらまた3万円買う。さらに下がったら4万円買う。そうやって少しずつ買うのがベター。売るときも同様です。
どれだけ失敗を減らせるか
投資では想定外の出来事により、暴騰・暴落することがあります。全額を同じタイミングで投資してしまうと、万が一暴落したときに大損害を被る可能性があります。世界のお金持ちは、投資に対して「いかに儲けるか」よりも「どれだけ失敗を減らせるか」を考えています。お金に「欲」を持ち過ぎると、むしろ逃げていくことを感覚的にわかっているのでしょう。うまくいきすぎているときほど、自制する精神を持つ。これが投資で成功するために必要なマインドだと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:ポートフォリオ:金融商品の組み合わせのこと。