バフェットはろうです。
皆さんは、「複利」というものはご存知でしょうか。相対性理論で有名な物理学者、アルバート・アインシュタインがお金にまつわる有名な言葉を残しています。「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。」今回は、その「複利」がいかに優れているか共有していこうと思います。
単利とは
まずは複利と単利の違いについて説明します。「単利」とは、利息を計算する時に用いる計算方法の一つで、最初の元金(元本)にのみ利息がつくことをいいます。例えば、1万円を年利5%で預けると、一年後の元本と利息を合わせた金額は、1万500円になります。単利だと、2年目の利息も5%で500円ですので、元本と利息を合わせて残高は1万1,000円となります。
複利とは
一方、「複利」とは、利息が元本に組み入れられ、その元本が次の利息を計算する際に使われるという計算式です。雪だるま式とも言い、利子が利子を呼ぶというイメージです。例えば、1万円を年利5%で預けると、一年後の元本と利息を合わせた金額は、1万500円になり、ここまでは単利と同じです。複利の場合、2年目の利息は、1万500円に5%を掛けて計算すると、1万1,025円となります。単利と比較すると、25円多くなります。
複利の計算式の基本
手元にある電卓、またはiPhoneなどのスマホの電卓でも簡単に計算する方法を紹介します。
例)10万円を年利5%で3年間、複利運用した際の満期時の元本と利息の合計を計算
① 電卓に1.05と打ち込む
② 次に×、×と2回入力する
③ = を1回入力すると・・・1.1025(2年目の元本の倍数)
④ = をさらにもう1回入力すると・・・1.157625(3年目の元本の倍数)
⑤ 元金 × 倍数 = 元利合計金額
上記のように例について計算してみると、11万5,762円となります。
複利の効果を最大にするには
複利の効果を最大化するには、長期運用しかありません。10年を経過したあたりから単利との差が拡大していき、15年を経過するとはっきりとした違い見えてきます。ちなみに、100万円を年利5%で30年間運用した場合、単利であれば元利合計で250万円になります。一方、複利で運用した場合の元利合計の金額は432万円まで増えます。スタート時の差は小さくても長期で運用すると大きな金額の違いになるのはお分かりいただけたと思います。
まとめ
投資信託会社などの機関投資家と呼ばれている投資家は、顧客に利益を還元しなければならないので、なかなか長期投資や複利の効果を得られません。しかし一方で、私みたいな給料の一部を投資にまわして運用している個人投資家は、最大の武器である「時間」を味方につけて、じっくり長期で投資することができます。特に、20代や30代の方は給料は少ないかもしれませんが、十分な「時間」があります。ネット証券の口座を開き、少額からでもコツコツ投資をしていけば、将来大きな効果が期待できます。税金のかからないNISAやiDeCoなどを利用すると、より効果は高くなるでしょう。無理のない金額からスタートしてみてどうでしょうか。
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