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リスクを取らず資産運用をしなかった若者の未来

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リスクを取らず資産運用をしなかった若者の未来

バフェットはろう(@buffett_hello)です。

コロナ禍で在宅勤務が普及したのに伴い、時間的ゆとりができたためか、資産形成を始めた若者が多いようです。実際、ネット証券の口座数が大きく伸びているそうです。今回は、襲いかかるリスクと若者の未来について共有していきます。

 

 

 

若者はリスクが取れるのに

多くの若者はリスクを取って資産形成を実践していません。実際、29歳以下で株式等に投資している割合は平均4.6%、30代は6.3%程度、50歳以上は10%を超えています。理論的には若者はリスクを取りやすく、シニアになればなるほどリスクを取りづらくなるはずなのですが、現実は、それとは全く逆の状況となっています。

 

取り巻く2つのリスク

リスクを取らない若者にもリスクがあります。1つはインフレです。新型コロナウイルスにより前例にない規模で財政出動がなされた結果、世界にはインフレの影が忍び寄ってきています。将来的には日本にもインフレが押し寄せてくる可能性も十分あります。つまり、預貯金では実質的にお金が減ってしまうリスクにさらされるのです。インフレと同じだけのリターンを稼げて、初めて安心・安全になるのです。

もう1つは年金減額です。少子高齢化に対処するため、徐々に年金額を減らしていく措置が実行されています。今の65歳の夫婦は、現役男子の平均給与の61.7%もの年金をもらえています。今の若者が年金受給者になるころには、良くて50.8%程度、悪くて平均給与の45.8%程度の年金しかもらえなくなります。このように、若者がシニアになるころには、自助努力が必要となります。このような状況で預貯金に放置しておくと、定年退職までに十分なお金が形成できないリスクが高くなります。

 

 

 

リスクを取らなかった若者の未来

このように、「預貯金にしておけば減ることはないので安心」といった前時代的な考えに固執し、リスクを取って資産形成をしなかった若者は、インフレによる預貯金の実質的価値の減少や年金減額によって、65歳くらいになって「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。しかもシニアになってから取れる対応策は、働く期間を延ばすことぐらいしかありません。日々の生活のために高齢になっても好きでもない仕事で働き続けるのはつらいし、誰しも回避したいと思うでしょう。このような末路をたどらないためには金銭的な自由を確保する必要があり、そのための1つのカギが、若い時から資産形成を実践しているかどうかだと思います。まずは少額からでも始めてみませんか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。