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働けど働けど稼ぎは稼ぎは増えない、会社員の実態

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働けど働けど稼ぎは稼ぎは増えない、会社員の実態

バフェットはろう(@buffett_hello)です。

皆さんは、働いたら働いた分に見合った給料をもらっていますか。今回は、会社員の労働時間についての調査から、労働に対する意識、自分はどのように働けば良いのかを共有していきます。

 

 

 

もっとも残業している年齢は

法律で定められた労働時間は、1日8時間、週40時間。これを超える場合は、36協定*1が必要。それぞれの労働時間の上限を超えた場合には、罰則が設けられています。

厚生労働省の調査によると、会社員の平均残業時間は月10時間。それに対して平均年収は487万円です。年齢別に見ていくと、30代前半で12時間と最も長くなりますが、徐々に残業時間は短くなり、60代前半では約半分の長さになります。年齢別に推定平均年収も合わせて見ていくと、年齢とともに年収が増えていくのに従い、残業時間は減っていきます

 

働けど稼ぎは増えず

次に学歴別に平均残業時間を見ていくと、男性高校卒で月平均14時間、大卒、大学院卒で10時間。高校卒のほうが残業時間は長く、稼ぎは少ないという結果に。学歴による収入格差が如実に現れています。

さらに業種別に見ていくと、最も平均残業時間の長い業界は「運輸業、郵便業」で23時間。一方で最も短いのが「教育、学習支援業」で4時間。平均残業時間は業界によって5倍強の差があることがわかります。また「運輸業、郵便業」の推定平均年収は452万3000円に対し、たとえば「電気・ガス・熱供給・水道業」であれば、平均残業時間は1/2の12時間で、平均年収は1.4倍ほどとなっています。

また職種別にみていくと、いわゆるトラック運転手が最も平均残業時間が長く35時間。平均年収は会社員の平均以下の453万円です。ほかの運転手も同様に平均残業時間は長く、年収は平均以下、という傾向にあります。

立場によってその時間はさまざまですが、すべてを通していえるのは、残業時間が長いからといって稼ぎが多いというわけではない、ということではないでしょうか。職場によっては帰りづらい、などという場合もあるかもしれませんが、無駄に会社にいるのはやめて、さっさと帰ったほうが賢明だといえます。なお本調査の超過実労働時間数には、いわゆるサービス残業の実態は反映されていません。個人的な意見として、教員は数字以上の残業をしているのが実態な気がします。放課後や休日の部活など、まさにブラック企業そのものです。

 

 

 

自ら自分の価値は下げない意識を持つ

無賃労働、サービス残業などは、自ら自分の価値を下げているのと同じ。自分の時間=生命を削って労働を会社に提供して、その対価として給料を得ている意識を持たなくてはいけません。サービス残業をしないと成り立たない会社は、すでに破綻しています。そんなとこさっさと辞めて別の会社に転職した方が良いと思います。経営者はサービス残業を当たり前だと思う空気感を漂わせ、労働者は何の疑問にも思わない結果が、日本を先進国の中でもっとも生産性の低い国にしてしまったのではないでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

*1:36協定:労働基準法第36条により、会社は法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働及び休日勤務などを命じる場合、労組などと書面による協定を結び労働基準監督署に届け出ることが義務付けられている。