バフェットはろうです。
最近また新型コロナウイルス感染拡大していますが、そんな不安定な世の中では株価も暴落したりします。今年の3月に過去に例を見ないぐらい暴落したのは記憶に新しいかと。そういう時に株の世界で注目される指数の一つに「VIX(恐怖指数)」というのがあります。今回はこのVIXについて共有していこうと思います。
VIX
ボラティリティ・インデックスの略で、ボラティリティとは「変動」を意味します。米国株価指数S&P500の変動幅を指数化したもので、値動きの激しさを表しています。指数が高ければ変動幅が大きく、低ければ変動幅は小さいということです。
なぜ恐怖指数なのか
市場が暴落するときに指数が高くなりますが、一旦株価が下がったら今度は大きく株価が上がる可能性も出てきます。VIXが高くなれば、投資家は株価の変動幅が大きくなることが予想でき、株価が乱高下する不安定な状態となります。それが投資家の恐怖をあおるため、「恐怖指数」と呼ばれる所以ですかね。
歴史的なVIX指数
平時のVIXは、だいたい10〜20程度と言われています。20を超えることはしばしばみられますが、何かしら景気悪化などが懸念されていると思われます。そして、連日ニュース沙汰になっている何かが起きたときは30程度まで上昇したりします。
過去の大きな出来事
2008年9月 リーマン破綻 48.4
2008年10月 リーマンショック 89.53
2015年8月 中国減速懸念 53.29
2018年2月 米国景気悪化懸念 50.3
2020年3月 コロナショック 85.47
歴史的に見ると、50を越えることは稀で、80を超えるなんて10年に一度起こるかどうかなんです。
10年に一度のバーゲンセール
11月20日現在、VIXは23.38とだいぶ落ち着いている様子です。これがワクチンの完成が遅れたり、感染が爆発すると、たちまちに跳ね上がる可能性はあります。しかし、このコロナショックが5年10年続くことはなく、パニックになったとしても、投資家の中ではいつかは落ち着くだろうという考え方が前提にありますので、緩やかにVIXは落ちてくることでしょう。VIXが跳ね上がっても、私みたいに高配当長期投資している方にとっては、10年に一度の「バーゲンセール」ですから、嬉しい限りです。気になる方は今後「VIX」に注目してみてください。
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