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資産を外貨を持つリスクと考え方

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資産を外貨を持つリスクと考え方

バフェットはろう(@buffett_hello)です。 

衆議院選後も終わり、日本はますます混迷を極める可能性が増しました。その中、将来に向けて資産を日本円だけでなく、海外の通貨を持つことは分散効果もあり良いのですが、その理由をしっかり理解している人は少ないようにも思います。今回は、資産を外貨預金で持つリスクや考え方について共有していきます。

 

 

 

外貨預金で持つ

為替リスク

為替によって持っている通貨の価値が下がると、金利による利息では取り返せないほど資産が減る可能性があります。トルコリラなどは、2018年初頭には、1トルコリラ30円ほどだったものが、2021年10月現在では12円を割り込んでいます。つまり半分以下に価値が下落しているのです。金利が高い通貨はそれだけ通貨の信用が少なく、価格そのものの変動リスクが高いので注意が必要です。

外貨を最初に持つべきはUSドル、ユーロなど信頼の高いものを選ぶと良いでしょう。

預金保護の対象外

万が一銀行が破綻した場合に、日本の銀行預金の場合は1,000万円と利息が保障されます。しかし外貨預金は金融機関が破綻した場合に預金も利息も戻ってきません

為替手数料がかかる

外貨を日本で使う場合は、最終的には日本円に戻すことになります。つまり、外貨を持つためには、購入時と売却時の手数料、合計2回の手数料を払う必要が出てきます。大手銀行の場合は、ネット経由で1USドル購入にあたり25銭〜50銭、窓口だと1USドルあたり1円〜3円の手数料が発生します。例えば、1USドルにつき2円の手数料がかかる場合、100USドルを購入時に200円の手数料を払い、USドルを円に戻すのに200円がかかります。買いと売り、往復で400円の手数料を払うことになり、お金を移動するだけで高いコストがかかってしまうのです。外貨を保つ場合は、この手数料はできるだけ低く抑えることが肝心です。

 

外国株式やETFで持つ

外国株式を外貨建てで取得することでも外貨を持てます。米国株式や米国ETFなどをUSドル建てで買う、といった方法です。

手数料の安いネット系の証券会社でも、円で米国の株やETFを買う時に1米ドルあたり25銭程の手数料がかかるところが多いです。住信SBIネット銀行であれば、1ドルあたり0.4円の手数料で購入できるので、米国株やETFを用意周到に買うのであれば、まず住信SBIネット銀行で円をドルに変えてから、SBI証券に移して購入すると為替手数料をおさえられます。

 

 

 

リスクを理解して長期目線で考える

ここ10年でみても、1USドルは70円台から120円を超える場面もありました。ここ5年ほどは110円をはさんだレンジ相場になっていますが、1年で10%20%動くことは容易に考えられます。

円高時に外貨建ての運用資産をもてば円安時には、運用益に加えて為替の利益も受け取られます。逆に、円安時に買い付けた後、株価も下がり円高に振れればダブルパンチで損失を受けることになります。

外貨を初めて持つならば、まず検討するのはUSドルが良いと思いますが、ご紹介した通り様々な取得方法があります。為替手数料を抑えることや、為替リスクがあることを理解した上で、長期目線で円だけでない通貨分散を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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