バフェットはろう(@buffett_hello)です。
誰しもが退職後に豊かな老後を過ごしたい、または現役中も収入を増やしたいと思うことでしょう。そのためには株や不動産などの資産を保有している間に得られる不労所得が必要です。今回は、その不労所得としてのインカムゲインについて共有していこうと思います。
インカムゲイン（Income Gain）とは
資産を保有している間に定期的に得られる利益のことを指します。配当金や利子、家賃収入が代表的なインカムゲインです。必ず決まった収入が入るわけではないが、価格変動の影響を除けばインカムゲインは比較的安定した利益となり得ます。
メリット
定期収入を得られる
インカムゲインの最大のメリットであり、投資家の目的にもなるのが定期収入です。資産を保有しているだけで安定した収入が入るため、収益の見通しも立てやすく、他の収入がなくなったり減少したりしたとしても、インカムゲインがそれなりにあれば収入の補完にもなり安心です。代表的なものとして不動産があります。ローンが残っているうちは実質の収益は下がるものの、完済してしまえば賃貸収入は安定的な収益源になり得ます。
長く保有し積み上がる
インカムゲインを得られる資産は、保有期間が長ければ長いほど利益が積み上がっていきます。利益が積み上がれば価格変動があったとしても損失に強くなり、長期的なリターンの安定にもつながります。例えば3％の利回りを得られるものに500万円投資すれば、年間15万円のインカムゲインが入ってきます。この資産が1年後に30万円値下がりすると、インカムゲインを考慮しても15万円の損失です。しかし10年後にはインカムゲインとして150万円を受け取っており、仮に100万円値下がりしても50万円の利益が残ります。このように長期になるほど有利に働くのがインカムゲインです。
頻回な売買は必要がない
インカムゲインを目的に投資する場合、定期的に収益を受け取れることが最も大事になります。定期収入を受け取るにはその収益が発生する時期に資産を保有していなければならず、手放してしまえばインカムゲインは発生しません。そのため必然的にインカムゲインを目的とする資産は売買の必要がなくなり、キャピタルゲインを得ることと比べれば手間は少ない。 一方、株式のように流動性の高い資産は、売買しながらインカムゲインを得ることも可能です。株式のインカムゲインとして配当がありますが、それを受け取るには特定の時期に株式を保有していればよく、その時期を過ぎれば売却しても配当は得られます。しかし、売却で損をすることもあり、インカムゲインが目的なら基本的には売買の必要はありません。
デメリット
減額や消失リスクがある
インカムゲインは資産を保有している限り定期的に収益を得られますが、それがいつまでも続くとは限りません。インカムゲインが発生するにはその資産自体に利益が発生していなければならないからです。 例えば不動産の場合、保有していれば毎月家賃収入を受け取れますが、それは入居者がいる間の話。引っ越しなどで入居者がいなくなれば家賃収入はなくなりますし、不動産価値の低下で賃料自体を下げなければいけないこともあります。インカムゲインは安定した収益ではあるものの、その金額が変動するリスクはあります。
短期に利益は期待薄
インカムゲインは定期的な収入が魅力的な一方、短期間で大きな利益は期待できません。インカムゲインでどのくらいの収益が得られるかはその資産次第。年間数％が一般的。中には10％以上の利回りを得られる場合もありますが、余程安い価格で購入したり何らかのリスクを負ったりしなければ難しいでしょう。 そのためインカムゲイン狙いで投資をするなら、長期保有を前提に。インカムゲインはその資産を持ち続けてこそ投資効果が発揮されるため、短期間の投資としては適していません。
トータルで損をすることも
インカムゲインで安定的に収益を受け取っていても、トータルでは損をする可能性はあります。インカムゲインのある資産でも通常は価格変動があるため、見た目上は定期的な収入があっても資産価格まで含めればマイナスになることもあるからです。例えば、配当利回り5％で株価5,000円の株式銘柄を100株買うと、年間2万5,000円の配当金を受け取れることになります。しかし株式は5％程度の株価変動は珍しくないため、仮に5％下落すれば年間配当分が吹き飛ぶ計算です。保有し続ければ配当の分だけ利益は積み上がりますが、それ以上に下落すれば配当があってもトータルでは損をします。インカムゲインがあると言えど、銘柄の選別は必要です。
安定した収入のために
インカムゲインについてお分かりいただけたかと思います。豊かな老後や副収入などのためには、必要不可欠な不労所得だと思います。かつては、老後の年金や年功序列による安定した給料は存在しましたが、現在ではそんなものは存在しません。ですから、それら以外に自分で時間をかけて準備することが賢明ではないかと思っています。
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