バフェットはろう(@buffett_hello)です。
世の中がコロナで不安定な現在、誰しもが未来に対して漠然とした不安を感じているのではないでしょうか。
そんな時に経済的な安心感を少しでも得られる策を準備しなくてはなりません。
有事の金
よく有事の金って言われているのを耳にします。
今まさに有事だと私は考えています。
戦争や先のコロナショックなどそんな有事に、何か世の中が不安定になると絶対的価値のある「金」を多くの人が買い求め、値段が上がります。
なぜ金なのか?
かつての金本位制とは、金を通貨価値の基準として自国の通貨と金を一定比率で交換することを国が保証する制度。
現在は金本位制ではなく、管理通貨制度へ移行され、日本では中央銀行が市場の通貨供給量を調整して通貨価値をコントロールしています。
簡単に言うと、中央銀行が紙幣をじゃぶじゃぶ刷れば市場の通貨量は増え、通貨の価値は下がると、買えるモノの量は減ります。
その逆のことをすれば、通貨の価値は上がり、買えるモノの量は増えます。
見方を変えれば、いかようにも通貨の価値を高めたり、紙屑同然にもなり得るということ。
だから有事の際は不安定な通貨より「金」ってことですか。
具体的な例をあげると、「金」と「紙幣」をそれぞれ1万円(100米ドル)分持っていたとします。
何か有事が起こり日本円の価値が1/10に下がった場合、金は100米ドルに換金できますが、紙幣は10米ドルにしか換金できません。
我が家では
毎年、年初めに三菱マテリアル東京丸の内店まで金貨を買いに出掛けています。
いつも購入するのは、オーストラリア・パース造幣局発行の「カンガルー金貨」。
サイズは1/10オンス。
金価格は10月29日現在6,999円/gもします。
1オンスは31.1035gなので、1/10オンスは約3.1g、金貨の金価値としては21,696円、これにコインのデザイン料が上乗せされ、約25,000円/枚で購入できます。
単純にオーストラリアが好きっていうのもありますが、カンガルー金貨はデザインが毎年違うため、コレクターの中では多少プレミアがつき、購入価格よりも10%ぐらい高い値段でネット上で取引されています。
三菱マテリアルでは、カンガルー金貨の他にカナダのメープルリーフ金貨やオーストリアのウィーン金貨なども取り扱っており、もちろん皆さんイメージするインゴット(金地金)もあります。
購入の際に所得税はかかりませんが、消費税はかかります。
また高額の金を相続したり贈与した場合はそれぞれ所定の税金がかかりますのでご注意を。
お守りとしての金
「金」は持っていてもお金は産みませんので私的には投資ではないと思っています。
自分の資産の価値を保存するという意味で通貨よりも安全で、いかなる国でもいかなる有事でも金という価値は普遍なので、生き抜くためのお守りだと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございます。