昨日の菅首相の所信表明演説の中で、地球温暖化対策について踏み込んだ発言がありました。それを聞いて、私が毎月記録している我が家の二酸化炭素排出量のことを思い出したので共有します。
二酸化炭素排出量の算出
我が家では、2015年から家庭から排出される二酸化炭素を毎月無駄に記録しています。確か電気かガスの検針票の裏に記載されていたので、興味本位で記録し始めたのがきっかけでした。契約会社ごとに独自に料金比較できるように、電気とかガスの使用量や料金を毎月記録しておりますので、その使用量に係数をかけるだけで二酸化炭素の排出量は計算できます。
各エネルギーの係数と計算式は以下の通りです。
<電気>0.512 × kwh
<都市ガス>2.23 × m3
<プロパンガス>6.0 × m3
<水道>0.36 × m3
<ガソリン>2.32 × L
我が家の排出量
(kg)年計/電気/都市ガス/水道/ガソリン
2015年 3,016/788/1,261/26/941
2016年 3,736/812/1434/26/1488
2017年 4,465/920/1658/82/1805
2018年 3,946/949/1,537/82/1,378
2019年 4,669/950/1,617/84/2,018
これを記録しても何の役にも立ちません。本当に興味本位で記録しているだけです。子供の成長とともに光熱費の使用量が増えれば、比例して排出量も増えているのが見える化されているだけです。ひとつ言えることは、東電から楽天でんきへ鞍替えして、使用量は増加していますが支払料金は減っていました。料金だけ追っていたら気づかなかった一面かもしれません。
今後の日本
菅首相は「2050年温室ガス実質ゼロ」を表明しており、原発再稼働ありきと批判されていました。私が思うに、実質ゼロを目指すには現行のエネルギー政策を抜本的に変えないと達成できず、原発を批判するならそれに代わる代替エネルギーの開発や、小泉環境大臣が導入を検討している炭素税や消費税のさらなる増税について議論して実行していかないと2050年までに温室ガスゼロなんて実現できません。ちなみに2012年に施行された実質炭素税である地球温暖化対策税は、エネルギー関連業へ限定的に負担を求め、課税額はCO2、1トンあたり289円でした。今も与党内で密かに新税導入を模索していると噂され、CO2を1トン排出で3,000円を課税すると、約1兆円の税収が見込んでいるそうです。
我が家では
仮に1トン3,000円課税されたら、我が家では1年間で14,000円の増税となります。ガソリン車は捨て移動は自転車か徒歩、外壁一面にソーラーパネルを敷き詰め、夜は自転車を漕いで発電するか、炭素税を払いたくなければそんな未来が待っているのでしょうか。ある意味、健康的かもしれません。果たしてどうなることやら。
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