バカでも分かるお金の知恵袋

〜日常生活でのお金に関する知恵を公開中〜

ゆうちょ銀行の改悪の本当の狙い

f:id:buffett_hello:20210415001623j:plain

ゆうちょ銀行の改悪の本当の狙い

バフェットはろう(@buffett_hello)です。 

またもや改悪です。今度は、貯金残高200兆円のゆうちょ銀行で送金限度額の変更です。今回は、改悪の概要とゆうちょ銀行の本音について共有していこうと思います。

 

 

 

送金限度額5万円に変更

ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」が、5月6日から新規申し込み時の送金限度額を一律5万円に変更することなどを発表し、利用者の間で動揺の声が飛び交っています。報道によると、送金限度額に関しては従来まで最高1,000万円だったものを、一律5万円に引き下げるとのこと。ただし、送金限度額の引き上げはでき、従来までの書面だけではなく、ゆうちょダイレクト上からも対応可能。しかし、2日程度の審査期間が必要で、最大30万円まで引き上げられるという。

 

サービス改悪でこども銀行か

「セキュリティ強化のため」とゆうちょ銀行が説明する今回の変更ですが、ネット上の反応は「これは改悪」「こども銀行か?」といった批判的なものが大多数。ゆうちょ銀行といえば、昨年9月に発生した「ドコモ口座騒動」の際に、約380件、6,000万円(2020年9月22日時点)という不正引き出し被害を出してしまい、社長が自らおわびする事態にまで追い込まれました。それ以降は、自社サービスのセキュリティ面での総点検を行っていると伝えられ、今回の処置もその延長線上にあるものとみられます。

今回取沙汰されている「送金限度額を一律5万円」に関しても、万が一不正引き出しに悪用されたとしても、その被害を極力抑えるといった意図があるものとみられますが、それにしてもこの金額が上限だと、普段の利用時に支障が出ますね。実際、利用者からは「これじゃ、家賃も払えない」といった悲痛な声も多くあがっています。

見方によれば、セキュリティの脆弱さをカバーするため、ユーザーの利便性が犠牲になった今回の処置。一部のユーザーからは「これは預金封鎖の前触れか?」といった声まであがるなど、利用者のみならず多くの人々に相当のインパクトを与える形となったようです。

 

 

 

自然と解約してもらう作戦

マイナス金利になって久しい今では、銀行側の運用による利益はほとんど期待できないとあって、どの金融機関も引き出し時などの各種手数料の値上げなどで、何とか凌ごうとしている有様です。そんな状況だけあって、今回の「送金限度額一律5万円」に関しても、ゆうちょ銀行には「セキュリティ強化」以外の思惑があるのではとの声もあり。要するに、あえてユーザーの利便性を悪くして、貯金者を他の金融機関へと誘導しようとしているというのです。実際のところ今回の報道を受けて、ネット上では「ゆうちょの解約を考える」といった声が多数あがる事態に。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。