バフェットはろうです。
年明けの急激な円高に注意が必要だと、行動経済学会創設メンバーの真壁昭夫さんがおっしゃっています。今回は、コロナ禍での円高や年明けのさらなる円高について共有していきます。為替や米国株の売買を行なっていない人には関係ない内容なので、時間の無駄ですから読まない方が良いと思います。
コロナ禍で円高進行
コロナ感染拡大が深刻化し始めた今年の3月上旬、円ドルの為替相場はそれまでの1ドル=110円前後から、一時1ドル=101円台まで円高が進みました。その後また円安へと戻りはしたものの、日米の大規模な金融緩和などを背景にドル安が続き、ここ数か月は1ドル=103〜104円前後で推移しています。比較的安定した値動きのように映ります。
世界中の通貨と見比べてみると、実は円と米ドルはその他の国の通貨と比較して安くなっています。ユーロや豪ドルなどの他の国の通貨に対して、米ドル安であり、円安でもあります。
半年から1年ほどの中長期的に見ると、今後、コロナのワクチンが徐々に普及していくことで経済の正常化が進み、「世界の景気敏感株」と言われている日本株が真っ先に買われるようになると、世界的に「ドル安・円高」に向かう可能性があるということです。場合によっては、1ドル=90円台の円高になってもおかしくないと見ています。
正月休み中の「薄商い」に乗じたドル売り攻勢も
短期的に見ると、2021年の年明け早々にも「急激な円高」に見舞われる可能性も考えられています。為替を動かす主な要因のひとつが「金利」です。金利が高い国の通貨は買われる傾向にあります。逆に金利が低い国の通貨は売られます。コロナ対策のため金融緩和で金利引き下げを実施している米国のドルは売られてしかるべきという考えが市場関係者の間では強まっているそうです。市場関係者の少ない薄商いとなる1月2日〜3日を狙って機関投資家により「ドル売り」を仕掛けられたら、一気にドル安が進む公算が高まるということです。
過去に、2019年の1月3日朝にドル売り・円買いが急激に加速し、一気に4円も円高になりました。2021年の年明けも、この時と同じか、それ以上の、例えば一気に6円もの円高となり、1ドル=98円となってもおかしくない可能性を秘めています。もうコロナ禍ではいつ何かが起こってもおかしくないということを肝に銘じた方が良さそうです。
米中開戦という噂も
また、年明け早々にも米中開戦という噂も巷では囁かれています。そうなれば日本も他人事ではなく、むしろ主戦場と化します。その際は、円安になってもおかしくありません。今後どうなるか分からないし、素人が色々考えてもプロには勝てない、だから私は優良高配当米国株をドルコスト平均*1で買い付けているのがリスクヘッジだと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:ドルコスト平均:毎月一定額ずつ分けて購入することで、平均買付単価を抑える方法。