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キャッシュレス還元祭りに踊らされ、搾取される人の残念な5つの傾向

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キャッシュレス還元祭りに踊らされ、搾取される人の残念な傾向

バフェットはろうです。

消費増税対策としてスタートしたキャッシュレス決済のポイント還元事業は、ここ最近利用を伸ばしてきています。日本全国で群雄割拠のキャッシュレス戦国時代の様子を呈していますが、その仕組みには落とし穴もあります。知らず知らずのうちに搾取されている残念な人の傾向について共有していきます。

 

 

 

搾取される人の残念な5つの傾向

使っているスマホ決済が3つ以上ある

数あるスマホ決済アプリの中で、最も利用者が多いといわれているPayPayをはじめ、d払いやauPay、LINE Payやメルペイもスマホに入れている人も多いかと思います。それぞれのPayのキャンペーンやクーポンにのせられて買い物をし、それによって付与されたポイントは期間限定やら用途限定やらで、そのポイントを使うためにまたそのPayを使うという無限消費ループが待っています。これでは、得しているのは決済業者のほうということになりかねません。そろそろ、自分が使いやすいスマホ決済を見極め、できれば2つまでに絞ったほうが良いかもしれません。 

  

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以前よりもコンビニでの買い物が増えた

割引になるからという理由で、コンビニでの買い物が増えるのは自然の成り行きだと思います。還元策が始まる前から、コンビニを利用していた人はまだしも、どうせ割引になるからと言って、コンビニに行く回数や買う量が増えてはいないだろうか。例えば、よくある2%還元というと、500円の買い物をすれば10円引きとなります。毎日500円使い、20日間買い物をしたとすると、1万円使い200円得したことになります。よく考えてみると、1万円使い200円の還元を受けるより、ネットフリマで不要品を売って200円手に入れる方が簡単で合理的ではないでしょうか。

 

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気づくと最近、現金決済していない

当然ですが、現金は財布の中にある金額以上は支払えません。しかし、キャッシュレスは現金より多めに使ってしまう傾向があるのは事実みたいです。例えば、現金が使えない楽天イーグルスの本拠地・楽天生命パーク宮城は約27%、ヴィッセル神戸の本拠地・ノエビアスタジアム神戸は約50%も、2019年の飲食購入金額が上がったという事実。無自覚のままキャッシュレス払いを重ねていると、突然口座の残高が赤字となってしまうこともあります。自分が払える範囲で使うという家計の基本をお忘れなく。

 

ポイント高還元率のクレジットカードを新しく作った

最近、新しくクレジットカードを作った人はいませんか。作った理由が、キャッシュレス決済アプリへの紐付けや高還元率キャンペーンを利用したいがためだとしたら、要注意。JCBによると、日本人のクレジットカードの平均保有枚数は3.2枚(2018年)。キャッシュレスに関わるキャンペーンに乗って新規加入が増えれば、カード会社には御の字と言えます。カード会社は手数料の高いリボ払いやカードローンで稼いでいます。キャッシュレス決済で使いすぎた支払いをお得そうなリボ払いへ誘導され、本当に搾取されかねません。

 

不人気なマイナンバーカードに興味が湧いてきた

いまだに普及率20%台にとどまっているマイナンバーカード。個人情報が漏れるとか、資産を丸裸にされるとかで作っていない人が多いですが、首相も「2022年度末には全国民に行き渡らせる。」と述べている通り、国は法改正をしてでも、半ば強制的にカードを作らせ結局持つことになります。であれば、25%の「マイナポイント」が付与される今、カードを作っておいたほうが少しはお得なのでは。現に、決済サービス事業者の調査によると、「マイナポイントを使いたい。」と答えた割合は、20歳以下で7割ほど。その8割以上が、ポイントバックが魅力だからと答えています。新しいことはやりたくない、難しいそうだから分からない人たちが、時代に付いて行けないことこそが残念。

 

 

 

キャッシュレスの光と影

キャッシュレス決済には光もあれば影もあります。たくさんのポイント還元を受けるには、たくさんの消費が必要です。本当に必要な消費をしたのか、還元策に釣られた結果なのか、その違いは大きいと思います。無自覚のうちに必要以上のお金を払っていないか、我が身を振り返ることも大切ではないでしょうか。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。