バカでも分かるお金の知恵袋

〜日常生活でのお金に関する知恵を公開中〜

学資保険という罠

お子さんがいる方は、学資保険を契約や検討している方は多いかと思います。

そんな学資保険、保険会社の罠が仕掛けられていたなんて。

f:id:buffett_hello:20200930222712j:plain

我が家では学資目的として、TKN社の生命保険を10年間払い込み、10年目以降は解約返礼率が100%を超えるため、いつ解約しても払った金額以上戻ってくるというものでした。例えば、毎月1万円積み立て、10年間で原資120万円、これを15年目まで寝かすと130万円となり、解約返礼率は約108%です。日本人の大好きな貯金よりかは多少利子が付くし、生命保険ですから250万円の死亡保障もありすっかり安心していました。

※解約返礼率:解約返戻金(解約時の戻り) ÷ 払い込み保険料

※FKK社とかSNY社の学資保険は、108〜120%高返戻率の保険商品もあります。

 

しかし、同じように毎月1万円で米国高配当株(少なく見積もって配当率3%)を買い付け、配当金は再投資した場合、15年目には複利効果でナント248万円となります。その差は実に118万円。米国高配当株は、もちろん株なので多少の上がり下がりはありますが、世界のアメリカは年々人口増を背景に株価も右肩上がり。日本株よりかは安心な投資対象なはずです。

 

そんでもって保険会社は契約者から保険料として金を集め、その金を株式等で運用して儲けているのです。知っていましたか?罠ってことではありませんが、契約当初は無知でした。株取引の知識も経験もなかったため、保険会社の売り上げのお手伝いをしていました。

 

っていうことで、先日、学資目的の保険は全て解約しました。我が家の場合、毎月2万円×子供3人分を保険料を支払っており、今解約すると払い込んだ保険料のうち7割しか戻ってきません。これは今までの掛け捨て保障だったと、保険についての勉強代だったと思い、解約する決断をしました。

 

これから学資保険を契約しようとしている方から相談されたら間違いなくお勧めしません。今の私なら絶対に学資保険は契約しません。